来年からFXで儲けやすくなることに 【あまり知られていない税制改正】

こんにちは、masatoです。

今日はFXについてのお話。

少し混みいってますが、FXやってる人や
これからやろうと思っている人は知っておいたほうが
絶対にいいと思いますので、我慢して読んでください。。




先月7月1日からFXについては
レバレッジのルールが改正されて
25倍がMAXとなりました。


これによってスキャルピング
デイトレードを主な手法とする投資家が
儲けにくい構造になってしまいました。(少ない元本で効率良く稼げなくなったため)

まぁ、一方で過度なリスクをとらずに済むという
メリットもありますので、初心者をはじめとした方に
馴染みやすい金融商品になりつつあります。




しかし、実はあまり知られていない税制改正
来年1月1日に行われるのです。

それが

 申告分離課税制度への統一


どういうことか。

大きく分けて、FXには2つの取引方法があります。
 『店頭取引』と『取引所取引』

ざっくりいうと、後者は東証大証を介しておこなうFX取引で
『くりっく365』という東証でのネーミングが広く知られているかと思います。
それ以外が前者。




これら、2つの違いはいろいろとありますが
税制面での大きな違いが1つ。


  総合課税か申告分離課税


前者がトレード以外での収入(=給与所得など)も合算した上での課税
後者が取引所取引での損益のみへの課税


よくまとまっていたので、こちらのサイトも参考にしてください。





この違いが何を生み出すかというと
総合課税だと、総合所得が高い場合(=給料をたくさんもらっているサラリーマン)は
申告分離課税に比べ多く税金を払う可能性があるということ。半分くらいの人があてはまるかと。

一方で、申告分離課税は給与所得が多いか少ないかにかかわらず一律20%の課税となります。
要は、現在の店頭取引はサラリーマンにとってデメリットの多い税制であるということです。



そしてこれが、来年からFX取引は全て申告分離課税に統一されることになります。



つまりは、サラリーマントレーダーが稼ぎやすい環境がFXにもたらされたと言ってもいいかもしれません。


私の場合、税金の関係上で雑所得の上限20万円までは店頭取引、
それ以降はくりっく365に切り替えて、トレードを行って来ました。



ただ、くりっく365の場合、店頭取引に比べて
 ●手数料がかかる(私の場合往復で300円/1万通貨)
  →店頭取引の場合、ほとんどがかからない
 ●スワップポイントが少し低い
 ●システム環境(トレード可能時間、入金可能口座など)が比較すると制限されている
 ●取引可能な通貨が少ない
 ●通貨によってはスプレッドが広い
 

など、実際にトレードするとかなり我慢をしながらやらざるを得ない環境です。
特に手数料。これだけで、月5000〜10000円近く持って行かれてしまいます。


これが、来年からは
上記のデメリットがない店頭取引で同じ税制環境でやれるということ。


実はこれ、個人的にはレバレッジ規制よりかなり大きなインパクトです。




少なくとも、手数料分だけでもプラスになるので
月5,000円、年間で60,000円の儲けが出ることに。

もちろん、これは現時点での話なので
店頭取引がくりっく365に歩み寄るか、その逆もあり得るので
なんとも言えないところはありますが、個人的には
くりっく365で行うメリットがかなり少なくなるのではないかと踏んでいます。




ですので、これからFXをはじめようかと考えている人、あるいは
今くりっく365でトレードしている人は店頭取引を検討してみてはいかがでしょうか。
というか、したほうがいいですよ。

ってお話。

意外にあまり取り上げられていないので、記事にしてみました。
そんなの当たり前だよってことだったらすみません。。





個人的には、あと3ヶ月は我慢しながらコツコツトレードしていきます。。


追記:一方で、申告分離課税制度は確定申告が必要です。したがって、FXでトレード=確定申告の手間がかかるということになったので、そこも判断として重要かもしれませんね。